今回は、3DプリンターCreality3D CR-10Sで「TPUフィラメント」を使ってみました。
TPUは「フレキシブルフィラメント」と呼ばれる素材でできており、名前の通り「柔らかいフィラメント」となっています。
落としても割れたりせず、スマホケースなどを作るときに便利な素材なのでチェックしてみてください。
はじめに
今回紹介する内容は、3DプリンターでTPUフィラメントを使ってみたというもの。
これは、ぱっと見は普通の造形物ですが、力を入れると潰すことができちゃいます。
これがTPUフィラメント。
割れたり折れたりしないので、スマホケースなどにも使われるフィラメントですね。
使用した3Dプリンターは「Creality3D CR-10S」
過去にレビューも行なっている3Dプリンターです。
GearBestからも販売されているので、安く購入したい方はチェックしてみてください。
TPUフィラメントの特徴
先ほども紹介した通り「TPUフィラメント」は柔らかい素材。
柔らかさは造形前のフィラメントからも一目瞭然。
普通のフィラメントと比べてもフニャフニャしているのがわかると思います。
その分割れたり折れたりしにくい素材なので、スマホケースやコースターなどに活用できそうです。
造形物を潰した時の硬さは「ソフトビニール」っぽい。
強く押せば潰れるくらいの硬さになっています。
匂いは甘いようなちょっと変わった感じ。
個人的には、そこまで不快に感じなかったですが、PLAのように無臭ではないので注意してください。
使用したフィラメント
今回使用したフィラメントは「SUNLU TPUフィラメント ホワイト」
初めてのフレキシブルフィラメントで勝手がよくわからなかったのですが、とりあえず「CR-10S」で造形することができました。
ノズル温度に関しては、箱の裏や付属していた説明書に書かれています。
個人的に扱いやすかった温度は「220℃」
思ったより高めに設定しても良さそうに感じました。
3DプリンターによってはTPUのような特殊な素材に対応していないものもあるようなので注意してください。
造形方法に注意
TPUフィラメントは柔らかく変形しやすい素材なので、PLAと同じ造形方法ではうまくいきません。
こんな感じでフィラメントの押し出しに失敗することがあったので、造形速度や設定・場合によってはエクストルーダーの押し出しギアを調整する必要があるかも。
私自身、正二十面体をひとつ作るのにも結構苦労しました。
正二十面体のモデルは、以前「Fusion360」で作ったもの。
Curaでの詳しい設定方法については次回以降紹介する予定です。
まとめ
今回紹介したように、TPUフィラメント(フレキシブルフィラメント)は柔らかく「スマホケース」などを作る際に便利な素材だと感じました。
落としても壊れることがないため、タブレットスタンドなんかでも活用できそうですね。
参考にしてみてください。
ではまた。