今回は、3Dプリンター「Creality3D CR-10S」を使って、ペンタブスタンド(Intuos Comic M)を作ってみました。
2つのパーツに分かれているため、サイズに関わらず置けるようにしてみました。
デスクの上に直接置いたり、クランプを使ってデスクに固定できるようになっており、省スペースにできているのでチェックしてみてください。
はじめに
今回紹介する内容は、「3Dプリンターでペンタブ用のスタンドを作ってみた」というもの。
こんな感じで、ペンタブを立てかけて置くことができるようになりました。
このまま使うというよりは、使っていないときに省スペースで置いておくためのものです。
パーツは2つに分かれており、Intuos Comicのサイズに合わせて幅を調整できるようになっています。
また、背面には「ネジ」がついており、クランプのようにデスクに固定できるようにしてみました。
今回の造形で使用した3Dプリンターは「Creality3D CR-10S」
いつも使っている3Dプリンターですね。
GearBestからも販売されています。
使用したフィラメント
今回の造形で使用したフィラメントは「Pxmalion PLAフィラメント ブルー」
過去に紹介した「ヘッドホン置き」や「うさぎの造形」でも使用したフィラメントですね。
造形前後で色の変化が少なく、格安な割に扱いやすいPLAフィラメントなので比較的簡単に造形できました。
Fusion360で作る
ペンタブスタンドのモデルは「Fusion360」というCADアプリケーションを使ってモデリングしました。
全体像はこんな感じ。
デスク固定用のネジやネジ穴があいています。
ネジはFusion360の「ねじ」という機能を使用。
クランプ部分は、私が使用しているデスクの厚みに合わせて「22.3mm」にしました。
Curaで造形する
CR-10Sで実際に造形するためには、スライサーというアプリケーションを使って「gcode」を作る必要があります。
今回は、Curaというスライサーを使って「ペンタブスタンド」を造形してみました。
造形にかかった時間は「約4時間14分」
Curaの「選択した複数のモデル」機能を使って、ペンタブスタンド本体とネジを各2つずつ配置してあります。
今回の造形で設定した値は以下の通り。
設定項目 | 値 |
---|---|
レイヤー高さ | 0.2 |
ノズル温度 | 205℃ |
ビルドプレート温度 | 65℃ |
インフィル | 15%(ネジは100%) |
サポート | なし |
スピード | 60mm/s |
冷却 | ◯ |
ビルドプレート密着性 | スカート |
基本的な設定はこんな感じで造形しました。
ネジのインフィルを15%で造形したところ、固定時に折れてしまったため100%にして造形しなおしました。
複数のモデルで別々の値を設定する場合は「各モデル設定」を使用してください。
今回使ったアイテムたち
アイテム | リンク |
---|---|
3Dプリンタ本体 | Creality3D CR-10S |
ノギス | デジタルノギス |
フィラメント | Pxmalion PLAフィラメント ブルー |
WEBカメラ | PAPALOOK PA452 Pro ウェブカメラ |
設計 | Fusion360 |
スライサー | Cura |
まとめ
今回は、3Dプリンターを使って「ペンタブレットスタンド」を作ってみました。
デスクに固定することでスペースを削減できますし、ペンタブを使うときにサッと取り出せるようになったので気に入っています。
参考にしてみてください。
ではまた。