私は、主にUnityでアプリ開発をしているのですが、今回はUnityでゲームを作れるようになるまで、私が実際に使った書籍を紹介します。
私が使った書籍は「超入門」や「初めてのUnity」などというような初心者向けに書かれた本が多いです。
これからUnityを触ってみたいという人、最近Unityを使い始めた人などにおすすめです。
もくじ
はじめに
あくまで私の見解なので、確実にUnityでゲームを作れるようになるというようなものではないかもしれません。
ご了承ください。
今回紹介する書籍は、以下のようなものたちです。
こちらの書籍を順番に紹介していきます。
まずは「明解C言語」から見ていきましょう。
※注意:今回紹介している書籍はすでに古いものもあるかもしれません。同じような内容で、 Unity最新版に対応した書籍が発売されている可能性があるので、良く確認してください。
明解C言語
Unityでは主にC#やJavaScriptという言語を使うのですが、
完全に初心者だった私はどんな言語があって、どんな形をとるのか知りませんでした。
そこで、C#の基盤になっているC言語から始めてみようと思い、この書籍を読んでみることにしました。
こちらは「基本的な流れ」を知るのに便利だと思います。
正直Unityでゲームを作りたいっていう方には不要。
どのような言語形態なのか全くわからない、基礎からしっかり作っていきたい、というような人は使ってみても良いかと思います。
この書籍は、基本を学べるだけでなく、
演習問題などもあるのでより実践的なプログラミングができるかと思います。
上の画像は入門編ですが、他にも実践編などあります。
※注意点として、C言語というのはC#言語とは別物です。
Unityで使う言語は「C言語」ではなく「C#」ですので注意してください。
猫でもわかるC#プログラミング
こちらの書籍は、明解C言語に似ていて基礎を固める時に使える書籍だと思います。
私の場合、C言語を学んでいたので、差が出るほど力になったかというと「…。」というような感じでした。
さらに、Unityで使われるC#という言語は、この書籍に書かれているC#とは多少変わってきます。
基盤は同じなのですが、Unityに特化したC#というような感じでしょうか。
ですので、この本だけでUnityでゲームが作れるようになるか、と聞かれたら「NO」となってしまうと思います。
こういった理由から、正直私にはこの本はあまり合いませんでした。
(もちろんこの書籍がぴったりだったという方もいると思います。)
もしかしたらUnityでの開発に慣れた後で読むことで、理解が深まるかもしれません。
レビューなどを見て検討してみてください。
見てわかるUnity 2Dゲーム制作超入門
私はこの書籍を購入した時に、初めてUnityに触れました。
この本は読みながらUnityに触れることができます。
ですので実力がつきやすいと感じました。
そしてなんといってもこの書籍のすごいところは「フルカラー」で発行されているという点です。
(コードのシンタックスハイライトは無し)
本自体は若干分厚いのですが、字や画像がとても見やすくなっていて、私は一週間経たずに読み終えてしまいました。
著作物なため直接書籍の画像などは載せることができませんが、開発時のスクリーンショットがフルカラーになっており、感覚的にゲーム開発にのめり込むことができます。
また、この本は基本的なことはもちろん、実践的な要素として、本の最後に「ブロック崩し」や「◯ングリーバード」に似たゲームなどの作り方が書いてあります。
↑乗せて良いのかわからないので、一応◯で隠しておきました…。だいたい想像つくと思います。
とても丁寧に説明されているので、誰でも簡単にブロック崩しが作れるようになります。
これを応用すればアプリを作ることも可能ですね。
逆に言ってしまうと、この本を読んでみてもUnityに興味がわかないというような人には向いてないかもしれないですね。
Unityのゲームはコードで作るのではなく、オブジェクトを配置してゲームを作るので、人によっては違和感があるかもしれません。
この書籍は本当におすすめです。
Unityではじめる2Dゲーム作り 徹底ガイド
こちらの書籍はかなり実践的な本になっています。
かなり分厚い本なのですが、1冊を通して一つのゲームを作るようになっています。
(チュートリアルのような小さなゲームを除く)
最終的に
「忍者が敵を倒しながらゴールを目指す」
というようなゲームが完成します。
コードなどもすべて乗っているので、似たようなアクションゲームならこの本を読めばすぐに作れるようになるかもしれません。
実際に、私も同じような処理をする時に見直したりしています。
完成するゲームも面白いので、作るのが止まらなくなるはずです。
書籍を参考にして、実際に私が開発したゲームがこちら。
この本のすべての工程を終えると以下のようなゲームが完成しました。
自動で動く敵キャラのAI(?)の作り方も載っているため、実際に自分のゲームを開発する時の参考にもなりますね。
※この画像はほんの一部です。
実際はとても多くのステージがあります。
ゲームを1から作れるのはとても魅力的ですね。
また、タップ操作についても学べるので、スマホアプリを作りたい方にも実用的です。
言ってしまうと、この本を最後まで終えた後、
完成したゲームをスマートフォンにインストールすれば、アプリとしても遊べるというわけです。(実機の登録が完了している場合のみ)
実機登録なしでUnityアプリを実行したいときは、こちらをチェックしてください。
ただし、この本は分厚い上コードがとても多く、
さらには基本的な使い方の説明は少なかったような気がします。
初めにこの本を買うと少し大変になるかもしれません。
また「索引」があまり優しくありません。
というのもすでに勉強した部分を確認したい時に、索引を使ってもうまく見つからないことがよくありました。
最初の一冊に選ぶと難しいかもしれませんが、解説に沿ってゲーム作りができるので、読んでいて楽しくなる本といった印象でした。
若干不便なところもありましたが、こちらの本は私が持っているプログラミングの本の中で一番ボロボロになった本です。
読んでいてわからない部分は、次に紹介する書籍がいいかもしれません。
Unityライブラリ辞典 ランタイム編
こちらの書籍は、基本的に辞典のような使い方をしてみましょう。
もちろん順番に読んでいっても良いのですが、さすがに量がハンパないので、調べたい時に見るという使い方でも十分便利です。
ですので先ほど紹介した
他の書籍で勉強しながら、わからないところがあった時にこの本でより詳しく理解する
というような使い方が良いと思います。
私も、未だに処理を忘れてしまった時などに、この本を使っています。
ただ注意点として、この本はとても分厚くなっていますので、辞典として持ち歩くとなると、とても大変になってしまいます。
また、実際に載っている内容自体は、公式のチュートリアルと同じ内容なのでわざわざ紙で読みたい人以外は必要ないかもしれません。
注意してください。
Unityの機能がいろいろ載っているので、完全に使いこなすなら持っておきたい一冊かもしれませんね。
Unity UIデザインの教科書
最後にこちらの書籍を紹介しておきます。
こちらは、Unityを始めたてで読むような本ではないのですが、UIのデザインを作っていく上で参考になる書籍です。
Unityに慣れてきたら購入を検討してみてください。
まとめ
今回紹介した書籍はあくまで私が使ってみてよかった、というものです。
Unityの入門書は他にもたくさんあるので、レビューなどを見て、自分にあった本を探してみましょう。
また、私が本を買った順番は、書籍を紹介した順番と同じになっています。
この順番が最もUnityに慣れやすいかなと思っていますが、どれか1冊だけ選ぶなどしても便利に使えます。ぜひいろいろ試して、面白いゲームを作っていきましょう。
ではまた。