今回は、GearBestから「Creality3D Ender3」という高コスパ3Dプリンターが登場したので紹介します。
プラットフォームサイズは「220x220x250」と、この価格帯では比較的大きめ。
また「110度」まで調整可能なヒートベッドを搭載しており、0.1~0.4mmのレイヤー高さでの印刷に対応しています。
今ならセールで179.99ドルになっているのでチェックしてみてください。
もくじ
はじめに
今回紹介するアイテムは「Creality3D Ender3」という3Dプリンター。
3Dプリンター本体とコントロールボックスが一体になったタイプで、価格は200ドルを切る高コスパモデルになっています。
価格が安いのに220mmで造形できるので、初3Dプリンターとしてもオススメ。
ちなみにAmazonでも販売開始されています。
注意点
まず最初に注意点ですが、基本的にGearBestの3Dプリンターは「未組み立て」です。
つまり、バラバラになった状態で配送され「組み立ては自分で行う」ため、比較的大変。
配送状態は「GearBest」のレビューなどを参考にしてみてください。
Amazonには組み立て済みの3Dプリンターもありますが、執筆時の段階では「Ender 3」の組み立て済みモデルは見つかりませんでした。
組み立てが苦手な人や、心配な人は注意してください。
私自身、初3Dプリンターだった「Creality3D CR-10S」は、ほぼ組み立て済みのものを購入しました。
ヒートベッドは110°
Creality3D Ender3のヒートベッドは「110°」まで対応しています。
そのため、ABSのような高温で印刷するフィラメントもOK。
反り対策に温度をあげたりも可能ですね。
対応フィラメント
先ほど紹介した通り「Ender 3」はABSフィラメントを印刷可能。
そのほかに、PLAやTPUフィラメントにも対応しています。
驚いたのは「TPUフィラメント」に対応している点。
私もまだ使ったことはないのですが、柔らかい素材で「曲げたり潰したり」できる素材です。
スマホケースのように柔軟性が重要な場合に活用でき、造形の幅が広がるので良いですね。
プラットフォームサイズ
低価格な3Dプリンターとなると「150mm x 150mm」のような小さい造形しかできないものが多いですが、Ender 3は「220mm x 220mm x 250mm」の造形が可能。
「タブレットスタンド」や「キャラクター」のような少し大きめな造形がしたい方もバッチリです。
レイヤーの高さ
Ender 3は「熱溶解積層型」の3Dプリンターなので、1層ずつ積み上げて造形します。
「レイヤーの高さ」というのは、1層ごとの厚みですね。
Ender 3は「0.1mm ~ 0.4mm」のレイヤー高さに対応。
より細かい造形がしたい方にとっては「0.05mm」に対応したものが良いですが、コスパの高い3Dプリンターとしてはバッチリですね。
印刷スピード
GearBestの商品ページによると「MAX印刷スピード 180mm/s」と書かれていました。
ただし、実際に印刷する場合は「60~80くらい」が推奨されているようです。
印刷スピードは、造形物に合わせて調整してみてください。
印刷再開
Ender 3には、印刷中に「停電」が発生したりしてプリントがストップした場合に再開する機能が付いています。
これによって、時間を無駄にせず印刷を完成させることができますね。
ただし、急な中断によるずれやフィラメントがはみ出したりした時は、自分で加工する必要があると思います。
比較的省スペース
Ender 3は「コントロールボックス」が一体になっており、さらに「フィラメントホルダー」も3Dプリンターの上に固定するため、比較的設置スペースが狭くてもOK。
全体のサイズは、だいたい「44.00 x 41.00 x 46.50 cm」くらいだそうです。
設置時の参考にしてみてください。
綺麗に造形できる
動画を見る限り「Ender 3」の造形は綺麗にできていました。
ただし注意点としては、造形の綺麗さは「設定に依存する」ということ。
いくら良い3Dプリンターであっても、造形時の設定やレベリングがうまくできていないと綺麗には造形できません。
その辺りは、私自身試行錯誤中です。
この価格帯のなかでは、ポテンシャルが高そうな3Dプリンターでした。
まとめ
今回紹介したように、Creality3D Ender 3は「高コスパ」でABSフィラメントにも対応した3Dプリンターでした。
造形サイズも220mm x 220mm x 250mmまでOKなので、造形の幅が広がると思います。
ぜひチェックしてみてください。
ではまた。