今回は、3Dプリンター「Creality3D CR-10S」を使って、超小さなキャラクターを造形してみました。
造形したモデルは過去に紹介した「うさぎ」
CR-10Sはどれくらいの小ささまで造形できるのか、Curaをどのように設定すれば造形できるかなど、いくつかのサイズで試してみたのでチェックしてみてください。
はじめに
今回紹介する記事は「3Dプリンターで超小さいキャラクターを作る」という内容です。
完成したのがこちら!
ぱっと見だとよくわかりませんが、実は、これらのキャラクターは100円玉と同じくらいのサイズなんです。
比べてみると、いかに小さいかがわかりますね。
それでいて、耳以外はかなり綺麗に造形できました。
今回造形したモデルは、過去に紹介した「うさぎのキャラクター」
Zbrush Coreで作ったやつですね。
この記事では「Y 40mm」で造形しており、結構小さい造形だと思っていましたが、比べると大きく感じますね。
使用した3Dプリンターは、いつも通り「Creality3D CR-10S」です。
使用したフィラメント
今回の造形で使用したフィラメントは「Comgrow PLAフィラメント ブルー」
前回紹介したペットボトルホルダーで一部使用したフィラメントですね。
カラーとしては、水色寄りのブルーといった感じ。
個人的に思っていた「青」より薄い色だったので購入時の参考にしてみてください。
100円玉サイズのキャラクターを作る
まず初めに作ったのが「100円玉サイズ」
Y方向「20mm」のキャラクターとなっています。
造形にかかった時間は「約35分」
Curaの設定は以下のようにしてみました。
設定 | 値 |
---|---|
レイヤー高さ | 0.06mm |
インフィル | 20% |
ノズル温度 | 205℃ |
ビルドプレート温度 | 65℃ |
引き戻し | ◯ |
スピード | 15mm/s |
冷却 | ◯ |
サポート | ◯ |
ビルドプレート密着性 | スカート |
※値は3サイズとも全て同じ。
耳部分が若干荒れていますが、全体的に綺麗に造形できています。
15mmのキャラクターを作る
20mmの造形が思った以上に綺麗だったので、より小さいモデルを造形してみました。
サイズは「15mm」造形時間は「約18分」でした。
基本的な設定内容は先ほどと同じにしてあります。
完成品はこちら!
20mm同様、耳の部分以外はかなり綺麗に造形できました。
耳部分は「糸引き」や「温度」を調節する必要があるかもしれませんね。
10mmのキャラクターを作る
さらにうんと小さくして「10mmのキャラクター」も造形してみました。
正直ここまでくるとうさぎに見えないんじゃないかと思っていましたが、実際に作ってみるとちゃんとうさぎになっていました。
写真だとよくわかりませんが、よくみると「目」もしっかり造形されています。
ただ、やはり耳はうまく造形できていませんね。
20mmでもかなり小さく感じていましたが、10mmとなると圧倒的に小さいです。
造形時間は「約7分」
レイヤー高さ0.06mmとはいえ、サイズが小さいので短時間で造形できました。
これなら、もう少し複雑なキャラクターやパーツも綺麗にモデリングできそうですね。
Creality3D CR-10Sのポテンシャルを改めて実感した記事でした。
まとめ
今回紹介したように、3Dプリンター「Creality3D CR-10S」を使って超小さなキャラクターを造形してみました。
予想以上に綺麗に造形できて正直驚きました。
小さなパーツやキャラクターを作るときの参考にしていこうと思います。
ではまた。